宇宙xテクノロジー by Yspace

宇宙とテクノロジーについての解説

月面キッズキャンプSpaceship2050【連載:宇宙×VR×教育 第二弾】

グリー株式会社、株式会社TBSテレビが主催している宇宙VRイベントに出展したYspaceの作品、Spaceship2050について紹介します!

 

よみうりランドにて5月の末まで開催されている月面キッズキャンプ。最新のVRで楽しみながら、宇宙の知識について学ぶことができる、新しい感覚のイベントです!

Yspaceで開発した、未来の月旅行を楽しめる「Spaceship2050」という作品も展示されています。今回はその概要について簡単に紹介させていただきます。

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SpaceShip2050のイメージ ©グリー

月面キッズキャンプって何?

月面キッズキャンプは、よみうりランドで体験ができるイベントの一つで、月xVRのコンテンツがたくさん楽しめます。また、JAXAがつくったロケットの模型や宇宙食なども展示してあり、遊ぶだけでなく、宇宙のことをもっと知ることができる企画です。

www.youtube.com

以下、イベントの概要

・場所:よみうりランド イベント会場 オーロラスペース

・期間:2019年 3/25(月) - 5/31(金)

平日:よみうりランド開園 〜 17時まで
休日:よみうりランド開園 〜 18時まで

イベント公式URL: https://ariena-lab.com/moon-kids-camp/

 

未来の月旅行を楽しめる「Spaceship2050」とは

月に行ける旅行なんて、夢みたい!!

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SpaceX、月周回旅行で会見 民間人搭乗者にゾゾタウン前澤氏©神田敏晶

最近ではZOZOの前澤さんが2023年に月の旅行にいくことを決めたことで話題となりましたね。

噂によると、月までの旅行に700億円以上の支払いをしたのだとか。。

現在では、月の旅行にいくことなんて、一般の人にはまだ夢の夢の状態ですよね。

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でも、月面キッズキャンプに来れば、月の旅行の体験が、

もっといえば、だれも体験ができない、未来の月の旅行の体験ができてしまうのです!

ShapeShip2050は、Yspaceで制作した未来の月旅行を体験できる、宇宙船です。

宇宙船の中には合計6つの窓があり、その窓を覗くことで、地球から月までの移動中の様々な景色を見て楽しむことができます。

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旅の途中には、地球や月の綺麗な様子を見れるだけでなく、人工衛星や宇宙ステーションなどと出会うことができます!

例えば、運が良ければ、こんな昔の宇宙ステーションにも出会うことができます。

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これは、ソビエト連邦によって1986年2月19日に打ち上げられ、2001年3月23日まで使われた宇宙ステーション。今となっては実際に見ることはできませんが、宇宙VRは昔や未来のものが見ることができるのですね。

旅行中は、ボタンを押すとそれぞれ作品中にでてくる宇宙機についての詳細を見れるんです。機体の大きさや、重さ、年齢などが書いてあり、またYpediaという2050年の未来の宇宙百科事典による豆知識が書いてあるので、作品を楽しみながらいろんな宇宙のことについて学ぶことができますね。

また、地球から飛び立つシーンや、月面に着陸するシーンも。2050年の月面の都市はどのような都市があるのでしょうか。ぜひお楽しみに!!

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Connective City

作品の特徴

ここからは、少し作品の詳細について紹介していきます。

今回Yspaceの展示している宇宙VR作品は、

VR特有のヘッドセットを装着せずに、みんなで楽しむことができる!

ことが特徴です。 

これまでVRの装置を付けると、何やっているかわかりにくい。みんなで楽しむことが難しいといった特徴がありました。

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もちろん、これは、体験者の映像と同じ映像をPCの画面に表示させたり、その画面をプロジェクターで投影することである程度解決することができます。

しかし、例えば家族でこの空間自体を一緒に共有して一緒にいろいろ会話しながら楽しむのが難しいといった課題はありました。

Yspaceで作成したシステムでは、360度の映像自体は、6つの窓と限定はされているものの、親子で一緒に作品を楽しむ空間を創造できる。つまり、一緒に会話をしながら宇宙の教育を楽しむことができる空間づくりに成功をしているわけであります。

もう一つの特徴として、

オペレーター(運用する人)がいなくても楽しむことができる

点があります。

これは、VRを実際に導入する側のメリットがあります。これまでのVRの導入が進まない一つの原因として、VRの運用のために、装着や使い方を教える人が必要になる。

といった欠点がありました。

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VR装着の様子© 2019 InterFM897

これは、運用側にとって最大のデメリット。VRがまだ普及していない現代において、それぞれのデバイスの使用方法を無人で伝えるのには限界があり、結局人件費がかけるしかないというのが現状です。

体験する側にもわざわざ装着しなくてはならないというデメリットが。毎回装着するのは不便ですし、夏の暑い時期には。。といった懸念もあります。

Yspaceの考えた、VRの装着しなくてよいシステムは、提供する側、提供される側の双方にメリットがあるものといえるでしょう。

 

おわりに

Yspaceでは今回、未来の月旅行を体験できるコンテンツを展示させていただいています。普段、月の旅行などは体験できるわけはありませんが、それが簡易的に宇宙船に乗った気分で楽しむことができます。

通常のVRの体験とは違い、家族、友人で共に同じ空間で楽しめるコンテンツです。ぜひ残りの期間中にご体験ください!!