月面ドライブ -2018年宇宙xVRイベント企画第1弾-
六本木ヒルズで開催されたキッズワークショップで、2018年は2つの宇宙xVRのコンテンツが登場しました。Yspaceはその2つの企画とも関わらせていただきましたので、簡単に内容を紹介していこうと思います。
今回は、その第1弾として、「月面ドライブ」のVRコンテンツを紹介します。
© Copyright Mori Building Co., Ltd.
このVRコンテンツは、グリー株式会社によって開発されました。グリーといえば、携帯のゲームとかソーシャルゲームで有名ですよね。
実は、グリーでは最近、新規事業としてVRに力を入れているんです。
総額40億円のVtuberファンドを開始したり、XTELEといった企業向けのVR活用ソリューションのサービスを展開したり、今VR業界で話題の企業です。
VRコンテンツには繰り返しやりたいと思わせるようなゲーム要素が重要になるので、ゲーム開発に強いグリーがつくるコンテンツはとても面白そうですよね。
そんなグリーが手掛けた宇宙xVRのコンテンツが夏のキッズワークショップで公開されました!
内容は、
「ありえない実験を先進技術で可能とする、ありえなLABの「月」体感サイエンスツアーへようこそ!VRをつければそこはもう宇宙空間。月面ドライブしてみよう!参加者は月の環境に関するクイズを考えながら、月面環境をVRで体感し、答えを導きだしていきます。JAXA協力のVR宇宙体験学習で「月」を身近に感じよう!」
というもの。
学習型のコンテンツとなっていて、月面車(バギー)のタイヤの種類の違いによって、月面での移動がどのように変わるかを体験できるような企画となっています。
Image credite: NASA
地上では、自動車のような丸いタイヤが速く走れますが、月面の環境ではどういったタイヤの形状が速く走れるのでしょうか。
イベントでは、ありえなLAB!のアリ・エナーイ博士からクイズが出題され、VR内の月面上で月面バギーを運転しながら、車輪の違いによる移動能力の違いを学べるコンテンツとなっています。
YpsaceのメンバーもVRを体験しましたが、めちゃくちゃ楽しいVRでした!さすがグリー!!
まるで、本当に月面を走行しているかのような感覚になり、他の車との競争をするゲーム要素もあり、ドライブに夢中になってしまいます。
VRの体験後にはアリエナ博士から科学的な解説があったりして、教育の要素としても充実していました。
また、このコンテンツでは、JAXAの協力のもと、月探査衛星かぐやの地形データを使ったり、月面での車の走行の違いをVRで表現している点も注目です。
Yspaceでは、地上と月面でのタイヤの種類による移動の違いの科学シミュレーションを行い情報を提供する形で協力をさせていただきました。また、グリーの方々と一緒に神奈川県のJAXA相模原に行って月面のシミュレーション環境で実際に車輪の種類が違うローバーの走行試験をしたりしました。
イベント最終日にグリーのスタッフと記念撮影
このコンテンツを体験することで、きっと宇宙に対する興味が高まるはず。科学に対するワクワクがとまりません!!
今後、グリーではこのような体験型のイベントを展開していく予定とのこと。みなさんも宇宙xVRを体験できる日が来るかもしれませんね。今後の動きに注目です!!